「お医者さんに行くべきですか?」と聞かれたら
- 八木裕太
- 2 日前
- 読了時間: 3分
こんにちは。
やぎ鍼灸接骨院(町田木曽院)の八木裕太です。
最近、患者さんからよく聞かれる質問があります。
「これって病院に行ったほうがいいですか?」「整形外科で診てもらった方がいいですか?」「MRIって撮るべきですか?」
このような質問に対して、私はいつも一貫した答えを出しています。
行ってください。診断を受けてください。
私は鍼灸師であり、柔道整復師です。
医師ではありません。診断はできません。
そして、それを“してはいけない”立場でもあります。
私たちの業界は、あくまで「医師の診断に基づいて」または「医学的に危険性のない範囲で」施術を行うことが前提です。だからこそ、判断がつかない症状にはまず医師の診断をと伝えるのは、責任を持った対応だと思っています。
「診断を避けたい」「病院が苦手」という気持ちも分かります。
正直、病院って気が進まないですよね。待ち時間が長かったり、なんだか冷たい対応をされたり、苦い思い出がある方も多いと思います。
でも、それでも「一度は医師に診てもらうこと」には意味があります。
たとえば――
神経の圧迫や内臓疾患の可能性が隠れている
単なる腰痛と思ったら椎間板ヘルニアだった
軽い首の痛みが、実は交通事故の後遺症だった
こういうケースは、「見逃してはいけない領域」です。
そしてそれを判断するのは、私たちではなく医師の仕事です。
「大丈夫です」と言っていいのは医師だけ。
鍼灸や整骨の施術で「楽になった」「動きやすくなった」と言ってもらえることはとても嬉しいです。でも、それが「治った」とは限らないし、「問題ない」と判断するのも私の役割ではありません。
私の役割は、「今ある不調に対して、できる範囲でサポートする」こと。
そして、「判断に迷ったら医師につなぐ」ことです。
結局のところ…
最初に病院で診てもらうことは、遠回りのようで一番の近道になることも多いです。
大きな問題がないと分かれば、私のような治療家も安心して施術ができます。
患者さんにとっても、「安心して施術を受けられる」状態が整うのです。
おわりに
私は医師ではありません。でも、無責任ではいたくありません。
だからこそ、あいまいな判断はせずに、まずは医師の判断を仰ぐようお願いすることがあります。それを冷たく感じる方もいるかもしれませんが、それは「責任を放棄するため」ではなく、「患者さんの安全を守るため」です。
そのうえで、できることがあれば、誠実に対応します。
無理をしない。線引きをする。その中で、ちゃんと手を動かす。
それが、私のスタンスです。
やぎ鍼灸接骨院(町田木曽院)
住所: 町田市木曽東4-17-1 2F
営業時間:9:00~19:00(最終受付18:00)
定休日: 水曜
アクセス:神奈中バス「木曽住宅」下車徒歩2分
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